初めてピアスを開ける方は、どのような方法で開けるのがいいのか、コストはどれくらいかかるかなどが気になりますよね。
また、なるべく痛くない方法でピアスを開けたいと考える方がほとんどかと思います。
この記事では、コスト重視・安全性重視など、それぞれの状況別におすすめのピアスの開け方をご紹介します。ぜひ参考にしてください。
1.ピアスの開け方は3つ
まずは、ピアスを開けるにはどんな方法があるかをご紹介します。ピアスを開ける方法は、以下3つが選択肢としてあげられます。
①自分で開ける(ピアッサーなど)
②病院で開ける
③スタジオで開ける(特殊な位置に開ける場合)
それぞれ、概要をご紹介します。
1-1.自分でピアスを開ける方法
ピアッサーやニードルなどを購入すれば、自分でピアスを開けることができます。
<セルフ用のピアス開けツール>
・ピアッサー:バネの力で簡単にピアスを開けられる器具 ・ニードル:ピアスの穴開け用の針。中央が空洞になっており貫通力がある |
※価格はどちらも1,000円前後
ピアッサーはホチキスのように簡単にピアス穴を開けられるツールです。ファーストピアスが内臓されており、穴を開けると同時にファーストピアスを装着できるようになっています。
耳たぶ用のほか、ヘソなどのボディピアス用など種類があり、ファーストピアスの種類も一緒に選ぶことができます。
一方、ニードルはピアスの穴あけ用の針型ツールです。サイズが選べるため、耳たぶ用だけでなく顔や体の部位にピアスを開ける際などに使われます。先端が鋭利なためピアッサーよりも肌への負担は少ないといわれています。
ピアスを開ける際は、以下のアイテムも用意しておくと安心です。
<ピアスをセルフで開けるときにあると便利なアイテム>
・消毒液(ジェルや拭き取りタイプがおすすめ):500円~1,000円 ・マーキングペン(穴位置の確認用・アイライナーでもOK):200円~500円 ・ファーストピアス(ニードル使用で別途用意が必要な場合):200円程度~ |
なお、安全ピンで開ける方もいますが、安全性や痛みを考えるとあまりおすすめできません。使用する場合は自己責任で行いましょう。
1-2.病院でピアスを開ける方法
失敗や痛みへの不安が強い方、安全性を重視したい方は病院で開ける方法がおすすめです。ピアス対応の美容皮膚科・美容外科などの病院で開けることができます。
病院で開ける場合、麻酔を使用してもらうこともできるため、痛みが心配な場合は安心です。
ただし、病院だとコストがかかり、耳たぶだと安くて片耳2,000円~3,000円、麻酔を使用するとさらに高くなります。また保険がきかない自由診療のため、価格は病院によって異なります。
1-3.スタジオで開ける方法
耳たぶ以外の場所にボディピアスを開けたい方は、ボディピアス専用のスタジオで開ける方法があります。
舌やヘソなど特殊な部位に開けてもらえる半面、コストは病院よりもかかります。またピアスを開ける行為は医療行為ですが、スタジオのスタッフは医師免許がないことがほとんどのため、自己責任で行う必要があるため注意しましょう。
また、医療行為ではないため麻酔もありません。
2.コストをかけられない場合のおすすめのピアスの開け方
<コスト重視の場合のおすすめのピアスの開け方>
①セルフ(ピアッサー使用) ②セルフ(ニードル使用) |
お金をかけずにピアスを開けたい方は、セルフで開ける方法がおすすめです。
ピアッサーを使用すれば、ファーストピアスを別で買う必要もなく、1,000円前後でピアスを開けることができます。
ただし、ピアッサーやニードルは基本的に使い捨てとなっているため、両耳に開けたい場合は2つ用意する必要があります。
ピアッサーの使いまわしは物理的に不可能ですし、使いまわしは衛生面や切れ味からおすすめできません。
また、もしも自己責任で安全ピンを使用する場合、火であぶって殺菌後、消毒液につけてしっかり消毒が必要です。感染や金属アレルギーのリスクが高くなるためおすすめはできません。
3.痛くない方法で開けたい場合のおすすめのピアスの開け方
<痛み重視の場合のおすすめのピアスの開け方>
①病院 ②セルフ(ピアッサー使用) ③セルフ(ニードル使用) |
とにかく痛いのが不安な方は、麻酔を使用できる病院で開ける方法が一番おすすめです。5,000円~10,000円程度のコストはかかりますが、安全に失敗なくピアスを開けられます。
開ける部位によっては、スタジオで開けるとセルフよりも失敗は少なくなるでしょう。
セルフで開ける場合は、恐怖心が強い方はピアッサーがおすすめです。ホチキスのようにぐっと握るだけで、バネの力で一瞬で貫通するため痛みが少なく感じます。
自分で皮膚を貫通させることに恐怖心が少なければ、ニードルのほうが痛みは少ないといわれています。理由として、針の先端がピアッサーよりも鋭利なためです。ニードルの場合、目立ちにくい透明ガラスなど好きなファーストピアスを選ぶことができます。
4.初めてピアスを開ける方はピアッサーがおすすめ
ファーストピアスを開ける方がセルフでピアスを開けるなら、ピアッサーがおすすめです。穴を開けたい位置に固定して器具を握るだけで、簡単に穴を開けられ、そのままファーストピアスまでセットできます。
自分で皮膚を貫通させなければならないニードルは、抜いた後にファーストピアスを入れなければならず、その際に痛みが発生しやすくなります。
ただし、初めてピアッサーを使う場合は以下のような失敗も多いです。
・耳の端に開けすぎる
・斜めになってしまう
心配な場合は家族や友人に手伝ってもらうのもひとつでしょう(※ただし、医療行為になるため自己責任で行いましょう)。
5.セルフで痛くないピアスの開け方
セルフで少しでも痛みをなくしたい場合、開ける前に耳を氷や保冷剤で冷やすと貫通の痛みを和らげることができます。
ただし、冷やした場合はあとからジンジンとした痛みを感じやすくなるため、冷やさずに一瞬の痛みに耐えたほうがいいという方もいます。
また、ピアッサーを使う場合、恐怖心でゆっくり押してしまうと失敗してしまうため、思い切って強く押し込むようにしたほうが、痛みが一瞬ですみますよ。
6.ピアッサーを使用したピアスの開け方手順
次に、ピアッサーを使用してピアスを開ける場合の手順をご紹介します。
<用意するもの>
・ピアッサー(開ける穴の数だけ用意) ・マーキングペン(アイライナーでもOK) ・消毒液(ジェルタイプがおすすめ) ・ガーゼ(ティッシュでもOK) ・綿棒 ・鏡 |
必要なアイテムを用意したら、以下の手順でピアスを開けていきましょう。
6-1.ピアスを開ける部位を消毒
手をよく洗い、ピアスを開ける部位を消毒しましょう。穴を開ける際は拭き取りタイプの消毒シートでもいいですが、ジェルタイプを購入しておくとアフターケアにも使えます。
6-2.ピアスを開ける部位に印をつける
マーキングペンやアイライナーなどで、ピアスを開ける位置に印をつけましょう。
6-3.ピアッサーを垂直にあてる
ピアスを開ける部位に、ピアッサーをセットします。このとき、斜めにならないよう部位とピアッサーが垂直になっているかよく注意しましょう。
6-4.ピアッサーを強く押す
一瞬で針が貫通するよう、思い切ってピアッサーを押し込みましょう。ピアッサーを押すと、バネの力でパチンとピアスがセットされます。
あとは、反対側にキャッチを付けて固定すれば、ピアス開けは完了です。
7.ニードルまたは安全ピンを使用したピアスの開け方手順
次に、ニードルや安全ピンを使用してピアスを開ける場合の手順をご紹介します。
<用意するもの>
・ニードル(開ける穴の数だけ用意) ・マーキングペン(アイライナーでもOK) ・消しゴム(ニードルのキャッチ用) ・軟膏(ワセリンなど) ・消毒液(ジェルタイプがおすすめ) ・ガーゼ(ティッシュでもOK) ・綿棒 ・鏡 |
必要なアイテムを用意したら、以下の手順でピアスを開けていきましょう。
7-1.ピアスを開ける部位を消毒
手をよく洗い、ピアスを開ける部位を消毒しましょう。
※安全ピンを使用する場合、ライターなどで先端を熱したあと、少し待ってから消毒液で消毒してください。
7-2.ピアスを開ける部位に印をつける
マーキングペンやアイライナーなどで、ピアスを開ける位置に印をつけましょう。
7-3.ニードルに軟膏を塗る
滑りをよくするための軟膏を塗ります。軟膏を塗ることでピアッシング後の痛みも軽減されます。
7-4.穴の反対側に消しゴムを当ててニードルを貫通させる
ニードルがまっすぐ貫通するよう、穴を開ける反対側に消しゴムを当て、ニードルをまっすぐに差し込みましょう。
7-5.ニードルの反対側の穴にピアスを差し込む
穴を開ける部位にニードルが貫通した状態で、ニードルの反対側の穴にファーストピアスを差し込みます。そのままニードルを差し込んでいき、最後にピアスを残してニードルのみ抜き取れば、ピアッシング終了です。
8.ピアスホールが安定するまでの期間
人や開ける部位によりますが、ピアスホールが安定するまでは、以下の期間がかかるといわれています。
・耳たぶ:3か月
・耳の軟骨部分:6か月
9.ファーストピアスをつけている期間
ファーストピアスは、最低1か月はつけ続ける必要があります。
そのため、ピアスを開ける時期も、つけっぱなしにできる時期を選びましょう。就活前や美容室前など、ピアスをつけたままでいられない期間にはピアスを開けるのは控えたほうがいいでしょう。
なお、ファーストピアスとは、穴を開けたあとに、穴が安定するまでつけっぱなしにするピアスのことです。ピアッサーであれば、初めにピアッサーに内臓されているピアスをつけ続けることになります。
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10.ピアスを開けたあとのケア方法
ピアスを開けてすぐ、腫れがあるうちはなるべくピアスを触らないように気をつけます。分泌物が黄色く固まることがありますが、無理にはがさず自然にはがれるのを待ちましょう。
入浴時はファーストピアスをつけたまま入ります。石鹸を使用しても大丈夫ですが、痛みがあるうちはシャワーで流すだけでもOKです。
痛みがなくなってきたら、泡をつけた状態で、ファーストピアスを優しく前後させて洗いましょう。
入浴後は、綿棒などを使用して水気を拭き取り、必要に応じて軟膏などでケアをしましょう。消毒液は刺激になるため、毎日使用する必要はありません。
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11.ファーストピアスの選び方
耳たぶに初めてのピアスを開ける場合は、好きなデザインのファーストピアスが内臓されたピアッサーを選ぶといいでしょう。
ニードルなどを使用して好きなファーストピアスを選ぶ際は、以下のような素材が安全でおすすめです。
・サージカルステンレス
・純チタン
・セラミックポスト
・透明ガラス
ファーストピアスの太さは、セカンドピアスがスムーズに入るよう、少し太めの16G(1.2mm)を選ぶといいでしょう。
軟骨に開ける場合は専用のピアッサーを選ぶか、14G(太さ1.6mm)のピアスを選びましょう。
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