古くから冠婚葬祭はもちろん、華やかなパーティーの場でも用いられることの多いパールは、数あるジュエリーのなかでも特に格式ある宝石です。
ひとつ持っておくと、普段使いからフォーマルなシーンまで時と場所を選ばず身につけられますよ。
この記事では、パールの魅力や、おすすめのパールアクセサリーをご紹介します。
1．パールとは？特徴や込められた意味を解説
パールの石言葉には、次のようなものがあります。
パールは、二枚貝の中で作られる宝石です。まずはその特徴やパールに込められた意味をご紹介しましょう。
1-1．パールの特徴
パールは独特の光沢が美しい宝石で、乳白色以外にも黒やピンク、オレンジ、パープルなど様々な色があります。
パールはジュエリーの中でも特に格が高いとされており、カジュアルな普段使いから改まったフォーマルなシーンまで幅広く身につけられる宝石です。
パールは別名「人魚の涙」や「月のしずく」とも言われます。
これはイギリスのエリザベス女王が国葬に参列したとき、悲しみを表すためパールを身に着けたことに由来し、今では葬儀で唯一身に着けて良いジュエリーとされています。
そんなパールは、大人の女性がひとつは持っておくべきジュエリーといえるでしょう。
1-2．パールに込められた意味は？
・純粋無垢
・純潔
・富
・健康
そのほか、母貝の中で長い年月をかけて大切に育まれることから、真珠は「家族の愛情」を表す宝石でもあります。
結婚30周年は「真珠婚」と呼ばれ、夫婦が重ねてきた年月を、何層にも重なったパールに見立てています。
母貝が大切に真珠を育むことから安産祈願のお守りとしても人気です。
1-3．パールは6月の誕生石
パールは、6月の誕生石としても有名です。
誕生石は、その次に生まれた人を守護してくれる石で、魔除けやお守りとして身に着けると良いと言われています。
パールには、古くから高ぶった気持ちを鎮め、ポジティブにしてくれる力があるとされており、お守りとして身に着ける人も少なくありません。
大切な人の誕生日に、パールのアクセサリーを贈るのもおすすめです。
2．パールアクセサリーの魅力
ここからはパールアクセサリーの魅力をお伝えしましょう。
2-1．身に着けるシーンを選ばない
パールのアクセサリーは、冠婚葬祭などのフォーマルな場から、カジュアルな普段使いまで身に着けるシーンを選びません。
ネックレスのほか、ブローチやピアス、ブレスレット、ヘアアクセサリーなど、様々な種類のアクセサリーが市販されているので、シーンや気分に合わせて選べる点も魅力です。
2-2．顔色を良く見せてくれる
顔周りに身に着けることで顔色を良く見せてくれるのも、パールならではの魅力です。
女性の美しさを引き出してくれる控えめな光沢は、どんなメイクより女性を美しく見せてくれるともいわれています。
2-3．お手入れが簡単で劣化しにくい
パールは、きちんとお手入れしていれば劣化しにくいのも魅力です。
とはいっても、難しいお手入れは必要ありません。
外したときにやわらかい布で拭くだけで良いので、ジュエリー初心者の方も気兼ねなく身につけられるでしょう。
3．種類や形によって異なるパールの魅力
パールとひと口に言っても、その種類は様々です。ここからは、真珠の種類や形ごとの魅力をお伝えします。
3-1．あこや真珠
日本近海のあこや貝から採れる最も一般的な真珠です。三重の伊勢志摩や愛媛の宇和島で多く生産されています。
色はクリーム色やピンクホワイトなど。大きさは小ぶりですが、形が良いのが特徴です。
3-2．白蝶真珠
オーストラリアやインドネシア近海の白蝶貝から採れる真珠です。大粒のものが多く、ペンダントトップなどに加工されます。
色はホワイト系やゴールド・イエロー系が多く、存在感のある華やかな印象です。
3-3．黒蝶真珠
赤道中心の温暖な海に生息する黒蝶貝から採れる真珠です。タヒチ近海で養殖されていることから「タヒチ真珠」とも呼ばれます。
黒やグリーン、ブルー系の色合いのものが多く、一粒でも人目を惹くのが特徴です。
特に、グリーンがかった黒真珠の中でも、虹色の光が浮かび上がるピーコックグリーンのものに人気があります。
3-4．南洋ゴールド真珠
フィリピンや、オーストラリアやインドネシアで採れる金色の真珠です。特にフィリピンで採れるものは色が濃く、なめらかな表面であることから人気があります。
生産量が少なく、希少な真珠です。
3-5．淡水真珠
中国の川や湖で養殖されている貝から採れる真珠です。
小ぶりな楕円形のものが多く、色は白をはじめピンクやオレンジ、パープルなどバリエーションに富んでいます。
流通量が多いため、手頃な価格で購入できるのも魅力です。
3-6．様々な真珠の形
真珠というと丸いものというイメージがありますが、真珠の形は様々です。
ラウンド（真円）のほかに次のような形があります。
・セミラウンド（ややゆがんだ丸）
・セミバロック（ゆがんだ丸）
・バロック（ゆがんだ形）
パールは、生きている貝が「格」と呼ばれる球体の上に薄い真珠層を何千と重ねて作る宝石です。
そのため、ふたつとして同じ形のものがありません。
一般的に球体に近ければ近いほど高価とされていますが、すべて真円のパールでできたアクセサリーは、滅多にありません。
パールアクセサリーを選ぶときは、他の粒とのバランスや予算に合わせて形を選ぶと良いでしょう。
4．パールアクセサリーの選び方
最後に、パールアクセサリーの選び方とおすすめのパールアクセサリーをご紹介しましょう。
4-1．真珠の大きさをチェックする
最後に、真珠の粒の大きさをチェックしましょう。
日本でポピュラーなあこや真珠は、小さいものは3mm、大きいものになると9mmまで様々な大きさのものが流通しています。
大粒なものは、華やかで存在感があり、ラグジュアリーな印象で、年齢を重ねた大人の女性に似合います。
一方、小粒なものはエレガントで清楚な雰囲気があり、これから大人になる女性にぴったりです。
真珠の粒の大きさは、年齢に合わせて選ぶと良いでしょう
【20代：大きすぎるものは避け、7．0～7．5mmものを選ぶと清楚な印象になります。】
【30代：8．0ｍｍ程度のものがおすすめ。華やかな印象で、入学式やお祝いの席でも使いやすいです。】
【40代：大粒のパールで顔色を良く見せて。8．0ｍｍ以上の存在感がある真珠でも上品な雰囲気です。】
4-2．真珠のツヤ（照り）をチェックする
パールアクセサリーを選ぶときは、まず真珠のツヤをチェックしましょう。
薄い真珠層が均一に重なっていて表面がなめらかなものほど、真珠独特の美しい光沢が見られます。
特に、真珠を覗き込んだとき自分の顔が表面に映りこんでいるものは品質が良い真珠です。
4-3．真珠の層の厚さ（巻き）をチェックする
真珠は、真珠層が何千と重なってできているジュエリーです。この真珠層の重なりが厚いものほど、強い輝きを放ちます。
層が薄いものは、表面はツヤツヤしていますがプラスチックのような質感で、黄ばみやすい・変色しやすいので避けたほうが良いでしょう。
5. パールアクセサリーの注意点
真珠はやわらかい宝石なので、少しの衝撃で簡単にキズついたり、真珠層が剥がれたりしてしまいます。できるだけキズがつかないよう、ケースに入れるなど注意して保管しましょう。
しかし、完全に無傷の真珠はほとんどなく、どの真珠にも多少のキズはあるものです。使用する中での小さいキズはあまり気にせず、味として楽しむくらいでも良いかもしれません。
6．おすすめのパールアクセサリー
最後にパールアクセサリーの購入を検討している人におすすめのアクセサリーを紹介します。
【パール×チェーンマンテルネックレス】
金額：330円（税込）
【パール×チェーンチョーカー2連ネックレス】
金額：328円（税込）
【2連BIGパールピアス】
金額：290円（税込）
大粒のパールが印象的なピアスです。普段使いからパーティーシーンまで幅広く身につけられるのがポイント。ワンランク上のおしゃれを楽しみたい方にぴったりです。
パールは女性の魅力を引き立てる素敵なジュエリー
古くから多くの女性に愛されているパールは、女性の美しさを引き立てるジュエリーです。
ひとつ持っておくと、冠婚葬祭からパーティーシーン、カジュアルな普段使いまで様々な場面で活躍します。
パールアクセサリーを選ぶときは、真珠の色や形だけでなく、光沢やキズの有無、粒の大きさなどにも注目して選んでみましょう。
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